わたしは、僕は、
いつもとかわらない自分がいます。
ちょっと違うのは、「知ってしまった。」事
けっして、詳細が記されたマニュアルがあるわけではないけど。
知ったからと言って、今までの経験・知識を手放すこともできずにおろおろしている。
それでも「大丈夫、不安はないよ。」と
呪文のように言い聞かせ、
生起する事象を我慢しながら無視しているようだ。
むしろ、このままでも良いと思っている。
いっそ何も知らずに、分離社会にどっぷりとひたり、
物質的な恩恵に右往左往していた方が
よほど人間らしく、
また、今までのルール通りで楽ではなかったか?
少なからず、楽して幸せになりたいなどと、
軽率な思いよりも、努力して汗を流して得る事の方が価値があるのではないか?
だけど、もう知ってしまった。
両方の世界を知ってしまった。
だから、
だから、僕は感じる事が出来る。
この完璧までに作り込まれた現象世界のむなしさと、
すべてが備われた無限の世界の安心を。
なんて幸運なんでしょう。
こんなことを知り得るなんて。
小さな選択を続けて行こう。
丁寧に過ごして行こう。
心穏やかに過ごせるように。